日々のことをおもむくままに綴っていきます。
無花果の甘煮を作りました。
白ワインの代わりに日本酒を入れました。
(切らしていたので・・・)
意外といい組み合わせ!!
素材から出た美しいルビー色にうっとり。
透き通っていて
深く深くどこまでも続いてます。
本当に綺麗で見事な色です。
ルビーの語源はラテン語で「赤」
を意味するそうです。
太古ではこのような天然の色しか
人間の眼に映る色彩がなかったのですね。
天然の深い色彩には
想像力がたくさん湧いてくる気がします。
今宵の月は
無花果のシロップをかけた
甘味月でした。
白い朝を迎えました。
太陽が神様にみえました。
辺りを包む空気の素粒子
一粒一粒が
キラキラと輝いていて
その粒子がすべての命に
降り注いでいるかのようでした。
朝日って希望の光みたいですね。
なのに、それも一瞬の出来事のようで
儚くなります。
光があるから
空は青くみえるんですね。
息をして分かるくらい
空気が澄み切っています。
冬がやってきました。
寒いのは嫌いだけど
この感覚だけは何だか背筋がピンとして
からだに入ってくる心地よさを感じます。
先日の大安
友人の結婚式に参列させて頂きました。
神聖な場所での式、
厳かな雰囲気で
とても感動いたしました。
森の木々、
空飛ぶ鳥、
川の水、
通り抜ける風、
大神様に誓いをした二人を
全てのものが祝福しているかのようでした。
400年ほど前の桃山時代の陶片です。
土岐市にある元屋敷窯から発掘されました。
元屋敷窯は当時日本最大の焼き物産地。
たくさんの陶工が分業で
次から次に生産していたのでしょう。
しかし、
もちろんすべてが手仕事です。
ひょうげた桃山陶片を
ぐるぐる、ぐるぐる
何周見ても飽きない。
うぅん、おもしろいです。
描かれている素直な絵。
上手いのか、下手なのか、
とにかく作為的でない。
デザインもおもしろい。
窯の中でひづんだ跡。
器が幾重にも重なって
くっついているものもありました。
割れているので断面を観察、
陶片ならでは。
腕のいいろくろが伺えます。
そして、勢いのある高台の削り。
味のある土。
資料館へ行けば
いつでも陶片を拝む事ができます。
そしていつでも桃山時代へトリップできます。
秋が深まって参りました。
新月の宵の空は
満天の星が
今にも降り出しそうに
輝いておりました。
秋草として紹介した
あかまんまの葉も
赤く色づいて
まるで少女の照れ顔のようです。
月曜日は
お寺でヨガをしております。
神聖な場所でのヨガは
体が敏感に
自分のからだやこころを感じることができます。
日常では呼吸も浅く
毎日同じことを繰り返し繰り返し
考えているどうしようもない頭。
呼吸を深く深くすることで
からだが開放され
こころが洗われていく気がします。
「土を喰う日々」村上勉さんの一冊です。
著者は少年の頃、禅寺で精進料理を習い
晩年は軽井沢で
時には山に入り
畑を耕し
四季折々の旬な食材で
工夫した料理を楽しんだようです。
この本は各月ごとの食材やレシピや思い出が
面白く描かれている味覚エッセーです。
著者の包丁さばきの音や
料理を心から楽しんでいる様
そして食材の香りが漂ってきそうです。
わたしは言葉そのまま
土の味のするものが大好物。
牛蒡や自然薯、根菜類。
写真は
食材そのまま。
山牛蒡を醤油につけただけの一品です。
土の滋味が存分に味わえる一品。
染付けの豆皿にのせて。