daily

 日々のことをおもむくままに綴っていきます。

2010.11.26

甘味月


無花果の甘煮を作りました。
白ワインの代わりに日本酒を入れました。
(切らしていたので・・・)
意外といい組み合わせ!!

素材から出た美しいルビー色にうっとり。
透き通っていて
深く深くどこまでも続いてます。
本当に綺麗で見事な色です。

ルビーの語源はラテン語で「赤」
を意味するそうです。
太古ではこのような天然の色しか
人間の眼に映る色彩がなかったのですね。
天然の深い色彩には
想像力がたくさん湧いてくる気がします。

今宵の月は
無花果のシロップをかけた
甘味月でした。



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2010.11.24

白い朝


白い朝を迎えました。

太陽が神様にみえました。
辺りを包む空気の素粒子
一粒一粒が
キラキラと輝いていて
その粒子がすべての命に
降り注いでいるかのようでした。

朝日って希望の光みたいですね。
なのに、それも一瞬の出来事のようで
儚くなります。

光があるから
空は青くみえるんですね。



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2010.11.17

小春日和


見事な青空
日差しがからだの芯まで
届いて
昼間は小春日和でした。


庭で見つけた四葉のクローバー
合計5つ見つけました。

みなさまにも幸運が舞い降りますように。





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2010.11.16

祝いの日


息をして分かるくらい
空気が澄み切っています。

冬がやってきました。 寒いのは嫌いだけど
この感覚だけは何だか背筋がピンとして
からだに入ってくる心地よさを感じます。

先日の大安
友人の結婚式に参列させて頂きました。
神聖な場所での式、
厳かな雰囲気で
とても感動いたしました。

森の木々、
空飛ぶ鳥、
川の水、
通り抜ける風、
大神様に誓いをした二人を
全てのものが祝福しているかのようでした。




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2010.11.10

陶片に学ぶ
陶片に学ぶ

400年ほど前の桃山時代の陶片です。

土岐市にある元屋敷窯から発掘されました。
元屋敷窯は当時日本最大の焼き物産地。
たくさんの陶工が分業で
次から次に生産していたのでしょう。

しかし、
もちろんすべてが手仕事です。

ひょうげた桃山陶片を
ぐるぐる、ぐるぐる
何周見ても飽きない。
うぅん、おもしろいです。

描かれている素直な絵。
上手いのか、下手なのか、
とにかく作為的でない。
デザインもおもしろい。

窯の中でひづんだ跡。
器が幾重にも重なって
くっついているものもありました。

割れているので断面を観察、
陶片ならでは。
腕のいいろくろが伺えます。

そして、勢いのある高台の削り。
味のある土。

資料館へ行けば
いつでも陶片を拝む事ができます。
そしていつでも桃山時代へトリップできます。



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2010.11.08

晩秋

秋が深まって参りました。

新月の宵の空は
満天の星が
今にも降り出しそうに
輝いておりました。

秋草として紹介した
あかまんまの葉も
赤く色づいて
まるで少女の照れ顔のようです。

月曜日は
お寺でヨガをしております。
神聖な場所でのヨガは
体が敏感に
自分のからだやこころを感じることができます。

日常では呼吸も浅く
毎日同じことを繰り返し繰り返し
考えているどうしようもない頭。
呼吸を深く深くすることで
からだが開放され
こころが洗われていく気がします。




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2010.11.03

土喰う日々

「土を喰う日々」村上勉さんの一冊です。
著者は少年の頃、禅寺で精進料理を習い
晩年は軽井沢で
時には山に入り
畑を耕し
四季折々の旬な食材で
工夫した料理を楽しんだようです。

この本は各月ごとの食材やレシピや思い出が
面白く描かれている味覚エッセーです。
著者の包丁さばきの音や
料理を心から楽しんでいる様
そして食材の香りが漂ってきそうです。

わたしは言葉そのまま
土の味のするものが大好物。
牛蒡や自然薯、根菜類。

写真は
食材そのまま。
山牛蒡を醤油につけただけの一品です。
土の滋味が存分に味わえる一品。
染付けの豆皿にのせて。





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